【不安】多重債務から抜け出す方法を人に聞いても色々言われるだけで

Q多重債務に陥っています。借りて借りての自転車操業はもう疲れました。この生活から抜け出す方法を恥も捨てて色んな人に相談しますが、「破産したら簡単」「破産だけはするな」「最後まで返せ」「専門家に相談するべき」「おまとめローンがいい」等々です。自己破産するとどうなるのかなど全く知りません。

自分は三カ所の消費者金融と知人や親せきから借金をしています。知人や親せきは毎月頭を下げて待ってもらっていますが、それももうギリギリで、消費者金融には新しく借りて返済に充てる状況でした。でも、今日、そのうちの一か所からカードローンは利用できないの表示が出て、もう、これ以上無理だと思いました。どうしたらこの生活から抜け出せますか。

A借金の状況やその人の家庭の状況などは人それぞれなので、ここでこれが一番!なんてのは誰も答えられないと思いますよ。僕の場合は、結婚して自分の収入を考えずに結婚が夢のように思えてしまって、車を二台所有し、生活も独身時代のままの感覚で過ごしていました。子どもが次々に3人できましたが、奥さんが仕事を必死でやってました。もっと稼いできて!と言われなかったので、現実に目が向けられなかったんです。今思うと奥さんに申し訳ないことしたと思ってます。

ある日、元銀行員だった奥さんが「銀行辞めるんじゃなかった…」とつぶやいたのがきっかけで、自分の家庭の生活状況を理解することになったんです。そのときで借金は300万程度でしたが、当時は返済は無理だとすぐあきらめてしまいました。それで破産宣告を安易に選ぶことになったんです。安易にというのは、今となってはバカなことをしたと後悔してもしきれないからです。破産宣告したとき、自分の家族はまだ子どもが小さかったので破産宣告の選択は間違っていたと思ってるということです。

子どもが上が高校生、下二人が小学生のころ、夫婦二人で働いても、どうにも生活がやれなくなってきました。5年前に破産宣告をして300万円の借金が無くなっているのにもかかわらずです。上の子はバレーをしていました。真ん中の子はサッカー、一番下はバスケットをしていました。学費以外にいろいろお金のかかることもあり、高校生の子どもは特待生で学費は免除されましたが、遠征費などは実費です。一回に何万円と出ていくし、みんな食べざかり出し、子どもの世話で奥さんはパートくらいしかできずの生活でした。

しかし、どうしても奥さんが社員並みの給料を取らないと生活が無理になり、奥さんは元の銀行に勤められるよう話が進んだんです。でも破産の事実があるので土壇場でダメになりました。僕名義の破産だったのですが、銀行は配偶者のことも調査するんじゃないかと思います。それからいろいろな銀行や信用金庫、農協などを受けましたが、途中まではいいのですが、最後で落ちるという現実。もう破産が原因としか思えませんでした。

ですから、その人の生活内容や家庭環境によって、多重債務から脱するための方法はこれが一番良いというものは無いんです。道を間違えないためにも専門家に相談されることをお勧めしますよ。僕の心からの叫びです。あの時専門家に相談していればと日々後悔しています。子どもたちは大好きなスポーツもやめてもらうことになり、何とか学校には行けるという状態です。

専門家の相談料は思ったより安いです。着手金は0円~3万円程度、基本報酬も2万円から3万のところもありますし、多くても4、5万円のようです。少しの金額を惜しむと人生を狂わせることになると思うので、よく考えられるといいと思います。

もうしんどいです、多重債務から抜け出す方法を教えてください…

多重債務者は、命を削りながら生きているような気持ちになるものです。ただお金のためだけに働き、返済し続けるのですから疲れ果て、いつ終わるのかと失望することもありますね。それが自分が作った借金では無い場合は尚更です。多重債務から抜け出すために、借金を一本化しましょう。誰しも好きで多重債務に陥ったわけではありません。いつの間にかそうなってしまうのです。大丈夫、その借金を一つの会社にまとめましょう。

多重債務から抜け出す方法は、おまとめローンを利用して、借金を一本化することです。借金を一本化にするメリットは、借入を一社にまとめるので、一社からの借入額が増え、金利も下がり、結果、借入総額が減るという仕組みです。借金の一本化は、総量規制の対象外にもなるため、消費者の味方です。総量規制には除外と例外があり、例外の方にある『顧客に一方的有利となる借換え』に該当するのが借金の一本化のための総量規制を超える借入のこと。

借入は、消費者側に立った規制が多くあるので、消費者は自立できないから守られている。という感が否めませんが、自分でセーブできない借金依存を国が守ってくれているということを自覚しておきたいですね。多重債務を一本化できると、返済日も月に一日となり、精神的にも体力的にもかなり解放されます。月に一度の返済のことを考えればいいだけですからね。借金の一本化ができた時点でホッとされるのではないでしょうか。

そして、一本化の審査も通らない、返済不能にもなって来たという方には、任意整理、個人再生、自己破産という方法もあります。借金返済に疲れ果てているのですたら、どれも専門家委に依頼するのが妥当な判断といえるでしょう。自分でなんとかしようとしても、難しすぎたり、調べたり、読んだり書いたりすることが多く、仕事どころではなくなると思われます。返済に明け暮れて、もうここがギリギリ、もう駄目だと思った時は、まずは無料相談を利用してみてください。

任意整理とは、債権者に司法書士が交渉をしてくれ、借金を整理することです。これは裁判所を通さずに行われるので幾分気分が楽なのではないでしょか。具体的には、借金総額の見直しや、月々の返済額、返済期間などを新たに取り決める解決方法です。個人再生は、持家を手放すことなく借金を整理していくものですね。こちらは裁判所に再生計画案を提出し、認可を受け、借金の一部を免除してもらい、原則3年で返済する解決方法です。任意整理に比べると大幅に借金が減額でき上に、持家は手放さなくて済みますので最低限のプライドも守れるという感じでしょうか。

そして最後は自己破産です。こちらは全ての借金の義務を免除されるものです。裁判所に破産を申し立て、債務者の財産を債権者に公平に分配することで、借金を全部免除してもらう解決方法です。持っている資産があれば全部処分されますけれども、再出発を考えると大きなチャンスが手に入ると思えるものでしょう。これらすべては能力さえあれば自分で処理できるものですが、かなりの労力と努力が必要になります。餅は餅屋ですから、専門家に助けてもらうことも考えてみてくださいね。

注意する点は、プロの中にもその中のプロとそうでない人がいるように、簡単な自己破産を強く薦めてくるような専門家は注意した方がいいですね。自分の現状なら、どういう理由でそれがいいのかを納得がいくように説明してくれるプロを選びましょう。

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